第47回 兵庫民医連 学術運動交流集会 開催
演題募集要項
実行委員長あいさつ
2022年9月
学術運動交流集会実行委員会
東神戸病院 医師 瀧本 和雄
昨年度の学運交は新型コロナウイルス感染症の影響により、初めてのオンライン開催となりました。第1回実行委員会から当日本番まで全てオンラインで開催し、試行錯誤の連続となりましたが、オンラインのメリットを生かした新しい学運交ができました。
それまでの分科会と全体会の1日コースから、オンラインでも集中できるように学運交当日は2時間の企画とし、福島と沖縄からの現地レポートをしていただきました。分科会は、パワーポイント動画を事前に視聴するスタイルで実施。当日には座長賞&実行委員長賞を発表して受賞者にインタビューする形式としました。124演題を「いつでも」「どこでも」「何度でも」視聴できることはオンライン開催の最大のメリットとなりました。
さて、今年度の学運交はどのような形、どのような内容で開催されるでしょうか。みなさんの期待も高まっていることと思います。
次々に変異する新型コロナウイルスとのたたかいは長期化しており、各事業所では受療権を守るための奮闘が続いています。コロナ禍で傷んだ地域において、人権と公正を掲げてとりくむ民医連の役割はますます求められています。共同組織のみなさんとともに、コロナ禍でも様々な医療・介護活動の実践が進められ、地域連携、アウトリーチのとりくみが旺盛に行われています。
「戦争か、平和か」「新自由主義の継続か、いのち優先の社会か」。この大きな転換点にあると言われる今この時、誰ひとり置き去りにしない医療・介護・まちづくりにこだわる私たちの日々の実践を交流しあうことは、未来を切りひらく大きな力となります。
今年度の学運交も開催形式としてはオンラインでの開催となりますが、各法人と委員会から選出された実行委員会では「昨年度からさらにブラッシュアップした学運交にしていこう」と、積極的で前向きな熱い議論が行われています。
兵庫民医連で働くすべての職員と共同組織のみなさんの知恵と力を結集して、いのちが大切にされて輝く社会につながる、暗いニュースを吹き飛ばす、そんな学運交を一緒につくっていきましょう。
瀧本和雄