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専攻医(総合診療専門医)

兵庫民医連 総合診療(HMR)専門研修プログラム

地域に根ざし、患者をまるごと診る力を育てる。
兵庫民医連 総合診療(HMR)専門研修プログラムは、東神戸病院を基幹施設とし、兵庫県内の多彩な施設群で実践的な研修を行います。
外来・救急・病棟・在宅・地域ケアまで幅広く経験し、総合診療専門医として成長できる環境があります。

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プログラム概要

研修理念

  • 患者を全人的に診る力を養う
  • 多職種と連携し、地域医療を支える
  • 生涯学習・研究を通じて成長し続ける

特徴

1. 小規模病院を基幹施設とした研修プログラム

本研修プログラムは東神戸病院を基幹施設としています。
東神戸病院は、外来、救急医療(1次・2次)、入院医療、在宅医療、ターミナルケアをすべてカバーし、生活支援と連携推進をめざす154床の小規模病院です。
そのため、外来での疾病予防から入院、退院後の在宅医療まで、1人の患者さんを包括的・継続的に診ることができる点が特徴です。これにより、各場面に応じた適切な診療方法を学び、主治医としての責任感が養われます。
また小規模病院ならではの強みとして、多職種によるカンファレンス、各職種の専門性を活かしたチームアプローチを日常的に経験でき、多職種連携やリーダーシップ能力を学ぶことができます。
さらに近隣の介護施設や医療機関(大規模病院、診療所)とも密に連携しており、医療機関連携・医療介護連携を幅広く経験できます。

2. へき地を含めた兵庫県全体でのプログラム構築

本研修プログラムでは、兵庫県内の複数の医療機関と連携し、教育体制を整えています。連携施設の規模や地域特性はさまざまで、異なるセッティングの医療現場を経験することで、幅広い診療能力と価値観の形成に役立ちます。
また、へき地医療機関とも積極的に連携しており、地域医療に貢献できるよう、兵庫県全体をフィールドとした研修プログラムとなっています。

3. 健康のための地域住民ネットワークとの協力体制

本研修プログラムでは、東神戸病院と密接に連携する地域住民ネットワーク(東神戸医療互助組合・2万世帯)の協力を得て、専攻医による地域志向アプローチを実践しやすい環境を整えています。(写真:熱中症実態調査および注意喚起活動)
さらに東神戸病院は、WHOが提唱する日本HPH(Health Promoting Hospitals and Health Services)ネットワークに参加しており、国際的な視野でのヘルスプロモーションに触れる貴重な機会があります。

熱中症訪問
「熱中症実態調査および注意喚起活動」で
患者さん宅を訪問した様子。

研修の流れ

年次別の到達目標

  • 1年目:患者情報を正確に収集・報告し、初期対応を習得
  • 2年目:標準的なマネジメントを提供
  • 3年目:複雑な健康問題に対しても的確にマネジメントし、指導できる力を養成

ローテーション例

  • 1年目:東神戸病院で総合診療Ⅰ(外来・病棟・在宅・救急)
  • 2年目:丹波医療センター(内科+総合診療Ⅱ)
  • 3年目:甲南医療センター(小児科・救急)、再度基幹施設で総合診療Ⅰ

ローテーション例

研修内容

スケジュール例

外来医療

経験目標を参考にしながら、幅広い症例を経験します。
外来診察中にはプリセプティングによる指導、外来終了後にはカルテレビューによる指導を受け、必要に応じてビデオレビューで振り返ることで、疾患の診断やマネジメント能力を身につけます。
また、医療面接技法の習得にも力を入れており、症例カンファレンスを通じて臨床推論や総合診療の専門的アプローチに関する力を高めます。

在宅医療

在宅医療においても、経験目標に基づきさまざまな症例を経験します。
指導医同行による訪問診療中の指導、訪問診療終了後のカルテレビューや振り返りを通じて、在宅医療の診療能力を確実に身につけます。
さらに、多職種で構成される在宅カンファレンスに参加し、連携の仕方やチーム医療の実践を学びます。

病棟医療

病棟では、経験目標を参考に多様な入院患者の診療を担当します。
病棟回診での指導やカルテレビュー、科別カンファレンスを通じて、病棟医療に必要な診療能力を段階的に獲得します。
また、多職種で構成されるカンファレンスに参加し、チームとしての連携方法を学びます。

PCCMカンファ
病棟で開催した患者中心で課題を共有し解決する
多職種カンファ(PCCMカンファ)

救急医療

救急医療においても、経験目標に沿いながら幅広い症例を担当します。
救急対応中の指導に加え、対応終了後のカルテレビューによる指導を受け、救急医療の診療能力を養います。
症例カンファレンスで臨床推論の力を深めるとともに、救急処置についてはシミュレーションや直接観察による指導を受け、実践的な経験を積みます。

地域ケア

地域包括ケアに積極的に参画し、地域の医療機関や施設との連携を学ぶことで、診療の基盤となるネットワークを形成します。
さらに、産業保健活動や学校保健活動にも参加し、地域全体を見据えた健康支援の視点を身につけます。
これらの取り組みは指導医とともに振り返りを行い、活動の意義や改善点を見出すことで、地域ケアに必要な課題分析と実践力を強化します。

オープン講座
病院の外来フロアーで地域住民向けに「熱中症」
をテーマに専攻医が講演を行ったオープン講座。

教育・評価

学習方法

ポートフォリオ、症例カンファレンス、抄読会、ビデオレビューなど多様な学習機会を提供

毎週月曜日「神戸家庭医の会」WEBでレクチャー(30分)とポートフォリオ検討会(30分)開催
川崎病院の松島和樹先生、神戸大学付属病院 合田建先生が中心となり運営。東神戸病院の専攻医・指導医、川崎病院の専攻医・指導医、おひさまクリニックの稲岡雄太先生が参加。

毎週金曜日はレジデントディをWEB開催(写真)
第1金曜「ビデオレビュー検討会」
第2金曜「ポートフォリオ検討会」
第3金曜「PCCMカンファレンス」
第4金曜「研修振り返り」専攻医と指導医
(東神戸病院指導医、神戸協同病院指導医、
上戸町病院中野裕子医師とでWEB開催)

WEB開催

研究

日常診療から研究課題を見出し、3年間で1回以上の学会発表を行います。

総合診療専門研修ⅠあるいはⅡの期間中に、日々の診療の中から研究課題を見つけ出し、症例報告や臨床研究を様々な形で実践します。また量的研究、質的研究の方法と特徴について理解し、研究結果を自らの研修に生かします。

教育

学生・研修医への指導、多職種教育の機会を設けています。

評価

自己省察、指導医評価、研修手帳に基づき修了判定を行います。

施設群紹介

施設群紹介

基幹施設

東神戸病院:154床、外来・救急・在宅・緩和まで幅広く研修可能

  • 病床数:一般154床(急性期50床、地域包括ケア50床、回復期リハ33床、緩和ケア21床)併設型小規模介護医療院12床
  • 標榜科:内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、糖尿病内科、外科、肛門外科、整形外科、小児科、リハビリテーション科、神経科・心療内科、緩和ケア内科
  • 外来患者数:3,000名/月
  • 入院患者実数:1200名/年
  • 訪問診療件数:210件/月
  • 救急搬入件数:572件/年
  • 領域別研修:総合診療Ⅰ、緩和ケア科、リハビリテーション科
  • 専門医/指導医数:総合診療専門研修特任指導医3名、内科専門医2名、精神科専門医1名、緩和医療専門医1名、リハビリテーション科専門医1名

差額ベッド代をいただいていません。
無料低額診療事業(医療費支払いが困難な方に窓口で医療費減免を行う)を行っています。

主な連携施設

兵庫県立丹波医療センター:内科・総合診療Ⅱ、へき地指定

丹波2次医療圏に位置する各種専門診療の急性期医療とともに慢性期にも対応するケアミックス病院で、総合診療専門研修特任指導医が常勤しており、総合内科にて初期診療にも対応しています。兵庫県が指定するへき地に含まれます。

甲南医療センター:小児科・救急

神戸2次医療圏に位置する各種専門診療を提供する急性期病院です。

公立豊岡病院:救急・内科、ドクターヘリ拠点

但馬2次医療圏に位置する各種専門診療を提供する急性期病院です。
兵庫県が指定するへき地に含まれます。

神戸協同病院:総合診療Ⅰ

神戸2次医療圏に位置する小規模のケアミックス病院で、外来・救急・入院・在宅医療を担い、初期診療にも対応しています。総合診療専門研修特任指導医が常勤しています。

募集要項

  • 定員:2名/年
  • 応募条件:原則として2年間の厚生労働省指定の初期臨床研修を修了(見込み)した医師
    または、総合診療専門研修プログラムに他科より転科を希望する医師。
  • 応募方法:書類選考・面接(見学会あり)

募集スケジュール

  • 7月:説明会
  • 9月:応募締切
  • 10月:採用審査

[応募・問い合わせはこちら]

専攻医・指導医の声

専攻医の声

湯徳 祐樹

研修はまだ始まったばかりですが、総合診療医は外科と真逆で、患者さんとの距離が全然違うなって思いました。外科の時は朝から夕まで手術室にいることが多くて患者さんと話す機会があまりなかったのですが、今は患者さんとゆっくり話す時間ができて、充実しています。指導体制については相談しやすい環境です。医師によって答えが違ったりしていて、答えは一つじゃない。でもそれが総合診療医らしさかな、と思います。心不全の患者さんで印象的な方がいました。入院中の最後は安定していましたが、口から食事を摂られない方でした。毎日ご家族がずっと熱心に来られていて、僕も毎日ご家族の話を伺いました。最期は家で看取りたい、というご希望があり、家に帰られて1週間くらいで亡くなられました。しかし色んな思い出を振り返り、一緒に笑い、最期を迎えることができました、とご家族から報告をいただき、感謝されました。最期まで人を診る、このことはすごい大事だと感じています。

指導医の声

大槻智子医師

大槻智子医師(プログラム責任者)

神戸市の住民の幸せな暮らしに寄与するため、本プログラムは小規模病院と地域住民ネットワークを基盤とした質の高い総合診療教育を行います。そして、自ら学び成⾧し続けながら、地域住民の命と健康に関わる幅広い問題に適切に対応できる専門医を育成します。ぜひ一緒に学びましょう!

処遇

身分 常勤職員
給与 1年次(卒後3年目)700万円
2年次(卒後4年目)750万円
3年次(卒後5年目)800万円
4年次(卒後6年目)900万円
諸手当 当直手当、通勤手当、時間外手当、
夜間診療手当(1回につき5,000円)
賞与 年3回(夏・冬・年度末)
休日 4週6休、有給休暇、夏季休暇、年末年始等
保険 社会保険、厚生年金、雇用保険、労災保険、医師賠償保険 等完備
宿舎 有り(病院より貸与) 家賃は個人負担(住宅手当12,000円)
その他 学会参加→ 参加費、交通費、宿泊費等を保障し、年間20万の上限有り
採用された専攻医に対して、引越費用を実費支給

神戸「病院家庭医」養成専門研修プログラムについて

兵庫民医連 総合診療(HMR)専門研修プログラムと連動している新・家庭医療専門研修プログラムです。希望される医師はプラス1年~2年で新・家庭医療専門医を取得できます。

アクセス・問い合わせ

兵庫県民主医療機関連合会 医師担当 福島
〒650-0047 神戸市中央区港島南町5-3-7
TEL 078-303-7351 / FAX 078-303-7353
メール:ishi@hyogo-min.com

尼崎コースについて
兵庫民医連には尼崎・宝塚地域を中心とした兵庫民医連総合診療専門研修プログラム尼崎コースがあります。詳細はこちらをご覧ください。
兵庫民医連総合診療専門研修プログラム尼崎コース

見学のお申し込み
「後期研修病院見学申込書」に必要事項をご記入の上、メールへ添付してご応募ください。
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